【ストーリー】 イラク戦争… アメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズ所属のスナイパー、クリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)は、人並み外れた狙撃で仲間を救っていた。その腕前から「レジェンド」と称される。その一方でクリスには懸賞金がかけられ命を狙われる。故郷に残した家族を思いながら、引き金を引き、敵の命を奪う日々。遠征のたびに過酷な戦場を生き延びてきたクリスは、次第に心に深い傷を負ってしまう…
アメリカ軍で最強の狙撃手と呼ばれた、クリス・カイルの自伝を実写化。DVDでの鑑賞… 率直な感想は、やはりストーリーが重い。 でも決して目をそむけてはいけない作品だと思う。 尋常ではない緊張と緊迫感の中で生死をかけて戦う。目の前で敵味方関係なく沢山の人々が死んでいく… 劇中で1番、印象に残ったシーンがあった。それは相手の兵士がロケットランチャーを打とうして狙撃され横たわるが、それを近くで見ていた子供が近寄り変わりに打とうとするシーン。 クリスの表情から苦悩や葛藤、願いなどの思いが全て伝わってくる…
「戦争とは何か」を改めて考えさせられる作品じゃないかな… 平和ボケした国に住む自分には関係の無い話しではない。主人公のクリスは、4度にわたる遠征を経験しながらも生きて妻子のもとへ帰還するが、その代償は計り知れないほどの心の傷だった。除隊後も戦争の記憶が消えず一般社会に馴染めない毎日、医師に勧められ始めた負傷した軍人達との交流で少しずつ人間の心を取り戻していく。安堵もつかの間、とんでもない結末が待っている… この物語は実話だ。それを忘れちゃいけない。とても悲しく胸が痛くなる作品でした。
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