人生の特等席

【ストーリー】　長年大リーグの名スカウトとして腕を振るって
きた、ガス（クリント・イーストウッド）は高齢で視力が弱ってき
たのに引退しない。そんな彼にチームは不信感を持つ。不穏
な空気が流れる中、父親の前に姿を現したのは、仲の良くな
い長年離れて暮らす娘ミッキー（エイミー・アダムス）だった…

クリント・イーストウッドが、4年ぶりに主演を務めた感動作！
「誰にでもやってくる衰え、頑固オヤジと娘の絆」を題材にし
た、ありがちなパターンの作品だけど最後にはホッと出来る。
自分の経験が全てのガス。それに向き合うミッキーは最初か
ら対立。だが、次第に父と娘の絆の距離は少しずつ縮まる。

データ重視のチーム首脳陣。現代社会では当たり前の話し
だけれど、それだけじゃ分からないのが人間で…　やっぱり
人の五感は、まだまだ大事なものなんだ！そんなメッセージ
が、ひしひしと伝わってくる。　「きちんと見極める」　最後は
娘のミッキーが、それをやってのける。父と娘が一番近づい
た瞬間だ。難しく考えずに観れる作品。素直に感動できた！

ちなみに「ミリオンダラーベイビー」、「グラントリノ」、「人生の
特等席」これに共通して言えるのは頑固オヤジ。　クリント・
イーストウッドの役柄では定番ではあるけれど、たまには別
の顔も是非、観てみたいな。っと思うのは私だけだろうか？
あとエイミー・アダムスが良かった！今後の活躍にも期待大。