新少林寺 SHAOLIN

【ストーリー】20世紀初頭の中国。革命で争いが絶えない中、
少林寺の僧侶たちは傷ついた人々の救助にあたっていた。
そんな中、傲慢な将軍・候杰（アンディ・ラウ）は部下の曹蛮
（ニコラス・ツェー）の裏切りで全てを失い追われる身となる。

1982年、ジェット・リーの代表作「少林寺」子供の頃に観た
時の衝撃は今でも覚えてる。それとは一線引いた、今回の
「新少林寺」率直な感想は、とにかく重い…　この作品が意
としてるものは、とても深い。宗教的要素が強く、仏教で言う
「慈悲の心」犯した罪は消せないが自分の過ちに気付いた
時、人は生まれ変わり、改心する事が出来るみたいな話だ。

だけど、それをただの精神論っぽく見せないのが上手いな。
一時は少林寺にまで乗り込み粗暴を犯した候杰をかくまい
日々の生活の中で、人間らしさを取り戻させる。無理のない
ストーリー展開とアンディ・ラウの善悪、二つの演技は「◎」
出家し、僧侶たちを率いて戦火に追われる民衆を守る戦い
に身を投じてるまでに変わった候杰。ここら辺からは武術
の見せ場も増える。鍛えられた技の数々、これぞ少林寺！

そしてテンションが上がって来たとこで、対局する裏切り者・
曹蛮の登場！一気にラストまで進んでいく。壮大なスケール
に圧巻。流れからいって結末がどうなるのかバレバレでは
あるけれど、DVDで鑑賞するなら観る価値ありの作品だ。
ただ人を選ぶ作品でもある…　「どんな事でもやり直せる」
説教が嫌いな人には不向きかな？でも、やっぱり生きてく
上で大切な事を学べると言う点では感動。オススメです！！