「 このたびの熊本地震により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。」


2011年8月11日木曜日

マッハ!参

復活!トニー・ジャー主演、シリーズ完結「マッハ!参」鑑賞。

【ストーリー】
国王に謀反を起こしたラーチャセーナの前に一人立ち向かう
ティンだったが返り討ちにあう。拷問を受け死の間際、間一髪
アユタヤ王により助けられ、ピムの献身的な介護のおかげで
奇跡的にも回復するティン。だが、ラーチャセーナの代わりに
自分の王朝を築こうと企てるカラス男の魔の手が伸び寄る…

監督・脚本・制作・主演の4役を全てこなした、トニー・ジャーの
マッハ完結編。1を観たとき「これは凄い!」と感じたのを今で
も憶えてるけど、2は中途半端な設定と失踪騒動でボロボロ。
今回の3も日本での劇場公開は無し。期待は出来ないけど、
やっぱり最後は観ておきたいと言うことで鑑賞した。で感想…

師の名言「影あるところ、必ず光がある」には感動したが、
前半は回想と拷問シーン、中盤は山篭りで猛特訓、終盤は
悟りを開き無敵とかしたティンが宿敵、カラスとラストバトル。
ほとんどが特訓、リハビリばっかりでアクション・シーンが少
なすぎ。民族舞踊を取り入れた秘拳もヘンテコで妙な感じ。

特に最後の展開には、どう捉えていいのか理解しづらい所が
ある?何と時間が巻き戻る!悟りを開いたティンが仏として
未知なる力を発揮したのか?それとも、これから起こるであ
ろう出来事を一瞬で予知し、最悪の事態を回避すべく起こし
た力なのか?まぁ、どちらにしても、ここだけは摩訶不思議!

完全に行き詰った感ありなんだけど、タダでは終わらないの
が、この作品!対カラス男のシーンは、さすがに魅せてくれ
ます。それまでとは全く違う、流れるような戦い!!圧倒的な
力を持つティンは、自然と一体化した流暢な舞で敵を倒す。

敵役のカラスを演じた、ダン・チューポンの演技も最高です。
ここだけは唯一、見所の一つと言っても良い場面だと思う…

とにかく第一作目で、時の人となり、その後のプレッシャーは
相当の物だったであろうトニー・ジャー。良くぞ、ここまで遣り
切ったと拍手を送りたい。完結編としては、ガッカリする内容
ではあるけど、今後は別の場で活躍する事を期待してます。

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