復活!トニー・ジャー主演、シリーズ完結「マッハ!参」鑑賞。
【ストーリー】
国王に謀反を起こしたラーチャセーナの前に一人立ち向かう
ティンだったが返り討ちにあう。拷問を受け死の間際、間一髪
アユタヤ王により助けられ、ピムの献身的な介護のおかげで
奇跡的にも回復するティン。だが、ラーチャセーナの代わりに
自分の王朝を築こうと企てるカラス男の魔の手が伸び寄る…
監督・脚本・制作・主演の4役を全てこなした、トニー・ジャーの
マッハ完結編。1を観たとき「これは凄い!」と感じたのを今で
も憶えてるけど、2は中途半端な設定と失踪騒動でボロボロ。
今回の3も日本での劇場公開は無し。期待は出来ないけど、
やっぱり最後は観ておきたいと言うことで鑑賞した。で感想…
師の名言「影あるところ、必ず光がある」には感動したが、
前半は回想と拷問シーン、中盤は山篭りで猛特訓、終盤は
悟りを開き無敵とかしたティンが宿敵、カラスとラストバトル。
ほとんどが特訓、リハビリばっかりでアクション・シーンが少
なすぎ。民族舞踊を取り入れた秘拳もヘンテコで妙な感じ。
特に最後の展開には、どう捉えていいのか理解しづらい所が
ある?何と時間が巻き戻る!悟りを開いたティンが仏として
未知なる力を発揮したのか?それとも、これから起こるであ
ろう出来事を一瞬で予知し、最悪の事態を回避すべく起こし
た力なのか?まぁ、どちらにしても、ここだけは摩訶不思議!
完全に行き詰った感ありなんだけど、タダでは終わらないの
が、この作品!対カラス男のシーンは、さすがに魅せてくれ
ます。それまでとは全く違う、流れるような戦い!!圧倒的な
力を持つティンは、自然と一体化した流暢な舞で敵を倒す。
敵役のカラスを演じた、ダン・チューポンの演技も最高です。
ここだけは唯一、見所の一つと言っても良い場面だと思う…
とにかく第一作目で、時の人となり、その後のプレッシャーは
相当の物だったであろうトニー・ジャー。良くぞ、ここまで遣り
切ったと拍手を送りたい。完結編としては、ガッカリする内容
ではあるけど、今後は別の場で活躍する事を期待してます。
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