前回の事件から2ヵ月後、警視庁警護課第四係のメンバーは
新たな要人警護の任務に戻っていた。 しかし、そこで井上薫
の「シンクロ」発動!嫌な予感を残し国会議事堂へと向かう…
国会議事堂の衆議院棟で本会議が始まる中、外で待機する
SP4人に別室を調べるよう命じ、残ったSP達と偽装した工作
員で「革命」と言う名のもと国会制圧に乗り出す尾形総一郎。
へ続く通路は、次々と封鎖される。そして全ての封鎖が完了。
拳銃を携えて壇上に上がる尾形は銃声と共に宣言を開始!
「国民の諸君に告ぐ… 現在をもって国会議事堂、衆議院棟
は我々の支配下に入った。」 これが「革命」の始まりとなる。
ここから感想です。国会制圧って、こんな簡単に出来んの?
日本の危機管理やセキュリティーの甘さは、こんなものだと
少し嫌みが入っている印象を受けたが、実際そうなのかも?
そして本題の「革命」が始まるんだけど、ここからが長丁場。
国会を生中継させ、議事録に発言内容を記録させた状態で
政治家の過去の汚職などの犯罪を暴露し、罪を認めさせる。
これが延々と続く… この辺のダラダラ感は結構、キツイね。
だが終盤に話しは動き出す。尾形が意図した「革命」とは実
は「復讐」が目的。麻田内閣を壇上に立たせ、ある議員の
「自殺」についての問いただす。そして回想シーンから尾形と
伊達、自殺した議員の関係が明らかになり謎が一つ解ける。
このシーンは作品の中で一番、スッキリしたところだったな。
その間にも井上が率いるSP4人は、テロリストを倒し、何とか
衆議院棟へ!だが扉の前には裏切ったSP達。戦うのかと思
いきや、いきなり説得?で、あっさり突入!ここは理解不能…
井上らの突入により、テロ軍団が次々と倒され、尾形が意図
した「革命」は失敗に終わる中、麻田総理は一人で非難通路
に逃げ出す始末。当然の如く、尾形は追っかけまわします!
それを今度は井上が追っかける!!後の追跡劇はアクション
シーン満載で見所かな。チョー接近戦で行われる銃VS生身の
戦い。出来るわけないけど、緊張感&臨場感タップリだったし
同じ境遇(麻田によって親を失う)なのに逮捕する側、される
側に分かれなくてはならない様子が上手く描かれてました。
今作「SP 革命篇」は「The Final Episode」と題したものだった
が最後の展開を観る限り、まだ、たくさんの謎がある… 尾形
が、井上宛に出した封筒の内容、公安に対する捜査の妨害。
拘留された尾形に「もう少しですよ」と話しかける看守など…
どう考えても「続きある」ような意味深な終わり方をしてるが、
続編あってもなくても最終的には結構、楽しめた作品でした。
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