【ストーリー】 離婚にリストラ、病気に悩み、心身共に限界の
中年男フランク(ジョエル・マーレイ)は、自殺の間際にテレビ
番組で目にした小娘の生意気な発言や態度が許せず、彼女
を射殺し、その場から逃走する。だが、その犯行の一部始終
を女子高生ロキシー(タラ・リン・バー)に目撃されてしまい…
生きる事に嫌気がさした中年男と女子高生が世の中のどうし
ようもない人間を抹殺する現代社会を痛烈に批判した作品。
冒頭、事件を目撃したロキシーが事件に巻き込まれるのかと
思いきや、コンビを組んで嫌いな連中を退治する展開になる
というね… バイオレンス描写が過激すぎ… それをコメディ
タッチで描いてる。こりゃ、賛否両論になるのも当たり前だ…
まず観ていて思ったのは作品の良し悪しは別として「これが
現実」ってこと。実際に共感してしまう点も少しはある。だけど
実際に行動に移すかというとそうじゃない。ここは国によって
も違うだろうけど、まず銃社会が存在しない日本では話自体
が成立しないし、この手のブラック・ジョークは受けが悪い!
個人の思想や理念で殺戮を繰り返し、間違いは正当化され
進行される… この作品が意とする「世の中、腐れきってる」
は、ジワジワと伝わってくるが、やっぱり映画館内でマナーの
悪い客に銃乱射はマズイでしょ。実際に同じような事件も起
こってる訳だし。 「じゃあ、観なきゃいいじゃん!」 自分でも
そう思う。でも、大げさな脚色はあっても、こんな日常がある
って事を平和ボケした頭の隅に置いておくのも悪くは無い…
観た後に何が残るか? オススメは決して出来ない作品だ。
0 件のコメント:
コメントを投稿