「 このたびの熊本地震により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。」


2011年5月3日火曜日

ランナウェイズ

【ストーリー】
1975年、15歳のジョーン・ジェットはロックスターになる為に、
音楽プロデューサーに自分を売り込み、女子だけのバンド
「ランナウェイズ」を結成。バンドは成功し、彼女たちはスター
になるが有名になるにつれ、バンド内に亀裂が生じ始める…

日本でも人気だったらしいガールズバンドのランナウェイズ。
私は、この映画を観て初めて、その存在を知った。シェリー
・カーリーの自伝をもとに作られたと言う事もあって、内容は
「重い」感じを受けた。栄光と挫折… そして、この業界では
よく聞く、酒・タバコ・ドラッグ。その狭間で精神のバランスを
次第に崩していくシェリー。 観ていて、とても痛々しかった…

「普通の女の子でいたくない」と思う、シェリー・カーリー役に
ダコタ・ファニング、「音楽がすべて」のジョーン・ジェット役に
クリステン・スチュワートが共演。歌やギターの演技は完璧!
後で調べて分かった事だが、ジョーン・ジェットと役を演じた
クリステン・スチュワートは、正に生写しの様。そっくりです!

まぁ、そんなこんなで(自伝だから察しが付く)最終的には、
シェリーが離脱、ジョーンはバンドを続ける事で再度、脚光
を浴びる… でも、この作品って、ここからが良い話しです。

時が経ち、それぞれの道を進む2人… ジョーンはスターで
多忙の日々。シェリーは雑貨屋さんで働いているのですが、
勤務中、店内に流れるラジオの中継からパーソナリティー
の声。「今日はジョーンが一緒です!お話しがしたいファン
の方は、お電話を」と。それに導かれるかのようにシェリー
は受話器をとる。そして電話越しの再会。お互いに言葉は
少ないが、一度は同じ道を歩いた仲間… 沈黙の中、2人
の笑顔が映し出された時は、とても切なく感じたが、それと
同時に温かさも伝わる… 最後にグッとくる作品なのです。

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