【ストーリー】
6世紀のデンマーク。 城では、国王フロースガールを囲んで、
盛大な宴が繰り広げられる中、突如、その場を襲った巨大な
怪物グレンデル。宴の場は一転、惨劇の場と変わってしまう。
国王は、怪物を退治したものに富と名声を約束し、各国から
強者たちを呼び込むが、誰一人、退治できる者は現れない。
恐怖で国に失望が広がる中、ベオウルフが名乗りを上げる!
物語としては、ベオウルフとグレンデルとの戦い、そして王と
なったベオウルフがドラゴン(息子)と戦う、二部構成で描く。
始まりは女の誘惑。その魅力に勇者達も心を奪われ結果、
呪いの連鎖に巻き込まれ、莫大な富や力を得て、王となる。
だが嘘で作られた栄光には、やがて大きな代償が訪れる…
簡単に説明すると、こんな感じのストーリー展開になります。
2007年に公開された、ロバート・ゼメキス監督の全編フルCG
アニメーションを駆使したファンタジー作品。まず観て思った
のは映像のクオリティー。あえて実写ではなく、CGで表現した
登場人物が、とても綺麗で鮮明に見えます。立体感が上手く
表現されているあたりは、この物語にピッタリとハマっている。
そして音楽。内に秘められた「力」を感じさせる様な躍動感の
ある挿入曲が戦闘シーンをより一層、リアルに引き立てる!
かと思えば、宴で王妃が奏でる歌は、とても優しく穏やかに
感じられます。シーン毎に合わせた選曲は印象的だったな。
あと、肝心なのが随所に散りばめられている見所の数々!
何と言っても一番なのは「怪物の母」を演じるアンジーです。
実際に写る容姿も本人、そのまんまなんで「美しい」の一言。
次に「ドラゴン」。その圧倒的な強さと存在感が素晴らしい。
ベオウルフは若き日にグレンデルと戦い腕を千切り勝利を
収めた経緯があるが、皮肉にも、このドラゴンとの戦いで
苦戦したベオウルフは自らの腕を切断し勝利する事となる。
そして最後に新しく王となる「ウィグラーフ」の表情。やはり
過ちは繰り返されるのか? 意味深な結末となっています。
いろんな意味で見所満載の良い作品だった。一部、CGの
動きに違和感もあるが、その分、物語が深いので全然、◎
「自分が犯した罪は、いずれ自分に帰ってくる」って事かな。
そんな風に今回は、自分なりに考えさせられる名作だった。
これは、これは素敵な感想!
返信削除ベオウルフファンとしては嬉しいです。シーンに合わせた選曲、まさにその通りでホント、オーケストラ調の音楽に躍らされます。
もしこれが実写だったら、あまり考えないで見過ごしてしまう場面もあると思うんですが、CGであるがために、ひとつひとつの場面とその違和感さえある動きが逆に新鮮で目を留めてしまいますね。何一つって見過ごしたくない面白さがあります!ロバートゼメキスの映画作りの執念ですかね。サイコーです!
今度は中身もちゃんと合ってたんですね。よかったです。
返信削除Rumiko さん
返信削除ベオウルフファンと知っていて感想を書くのって
思ってたより結構、ドキドキするものなんですね!
とりあえず、今回は自分が観て感じたままを正直
に文章にしてみましたが、本当に大丈夫でしたか?
それにしても、この映画、本当にいいですね!
今日も飛び飛びですが、自分なりに好きなシーンを
ピックして、何度も鑑賞してしまいましたよ~
今では私も「ベオウルフファン」の一人です!!
コウスケ さん
返信削除コメントありがとうございます。
今回は、さすがに買う前にレジで中身の
確認をさせてもらってから購入しました。
パッケージとディスクを照らし合わしている
私を見て店員さんは「不思議な人?」を
見てしまった様な目をしてました!(笑)
すみません、まさしさんの気分を高めさせて余計な気を使わせてしまいました(苦笑)。
返信削除批判もあるからこそ、良い映画作りに繋がると思います。ジョージルーカスもそうですが、今大成功している監督さん達は皆、遠い昔に映画製作会社から力量がないとけちょんけちょんにけなされ、相手にもされなかった人達です。映画は娯楽ですからね。正直な意見こそ貴重かもですよ。
Rumiko さん
返信削除全然、大丈夫ですよ~(笑)
「ドキドキする」って書いたのは、私の感想が
キチンと作品の的を獲てるか心配だったからです。
こちらこそ、Rumikoさんに余計な気を使わせて
しまい、すみませんでした。またオススメの映画
ありましたら、どんどん紹介してくださいね!